掃き溜め
いくらやっても伝わらないんだからもう言葉を吐く行為全てをやめようと思ったけれど、いくらやっても伝わらないのならば、やってもいいよな。いや、よくない。でも、それでも。
自分の感情一つ大切にすることもできず、生きてなんかいけるかよって思った。
伝えたいこととか今更何もないけど、飲み込んだ方が賢いって知ってるけど、でも、それでも、全部にちゃんと向き合って生きていると、吐き出さなければ私が私の感情に圧し潰されて死にかける時ってある。自らの恥部を晒して何が楽しいって何も楽しくない。ただ、生きる為にやっているだけだ。明るい言葉に翻訳をしたら嘘になってしまうような、そんな言葉や感情にだって、存在することは許されると思っている。思い込んでいる。
こんなに言い訳までして、やめときゃいいって、わかっているのに。
二酸化炭素を吐き出している。
今日もごみ箱に何かを捨てた。いっぱい捨てた。
漫画が描ければよかった。
あまりにも具体的な言葉で、誰かを傷つけやしないだろうか。あまりにも抽象的な言葉で、誤解されやしないだろうか。そんな風に書いたり消したりをして、何の印象も与えない文章を書こうとして、結局いつもSNSには投稿しない。私がラーメンを食べに行ったというだけの話にだって、傷つく人はいるかもしれない。
共感されたくない。本当に嬉しかったことや悲しかったこと、本当に大切なものは、誰にも理解されなくても大切だけれど、自分の大切なものを汚されないように自分で守れる力は、まだ、ない。
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私の孤独を遠目に、面白がってほしい。
全部私のせいだから、誰も何も憎む必要はない。