メメントするまでもないだろ、どうせ死ぬのに。 * 野次馬に、自分の死体の写真を撮られたくないという、それくらいしかない。還りたい帰りたいもう一度孵りたいと徘徊して私が行きつく先はどこになるのだろうと考える。どこかとても静かな水面に、音もなく…
「生きていさえすれば」、誰にでも平等で、無条件に与えられる、至極細やかな幸せが好きだ。誕生日や、道端の花や、季節など。なぜならそれらは、優しいから。非日常の幸せに慣れ、幸せの閾値が上がってゆくことに苦痛を覚えて、自らを貶める。本当に馬鹿な…
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